アツギ 女性新社会人の意識調査 2017を発表

~2017年女性新社会人のインサイトから浮かび上がる新しい女性像「サクキャリ女子」~

女性を脚もとから応援するアツギ株式会社(代表取締役社長 工藤洋志 本社 神奈川県海老名市 以下アツギ)が女性新社会人の意識調査を実施した。「漢字一文字」で書かれた若者の今年の抱負から若者の傾向を読み取ることを実施しました。

漢字一文字のパッケージで知られるストッキング「ASTIGU/アスティーグ」を製造販売するアツギは、 女性の活躍を脚もとから応援する企業・ブランドとして、 この春就労する女性新社会人の意識に関するインターネット調査を実施しました。

今回の調査では、 今年4月から入社予定の女性新社会人515名に対し、 仕事に対する決意や抱負を漢字一文字で答えて頂くと共に、 日本が掲げる経済成長に繋げるための「成長戦略」の中から、 「女性の社会進出」「育児」「職場復帰」の項目を中心にアンケート調査実施。 また、 働き方改革で注目を浴びる「残業」についても同様に意識調査を行いました。

*「サクキャリ女子」とは?
「サクキャリ女子」とは、 基本的に仕事熱心だが、 残業少な目で帰る”サクッと帰るキャリア志向“女性を意味するとのこと。

■ 主な調査トピックス
1、女性新社会人515人が選んだ決意・抱負の「漢字一文字」1位は、『努』
2、管理職になりたいと考えている女性新社会人は、実に40%越え
3、有休取得は仕事に支障のない範囲で、64.1%
4、新社会人が許容できると考える残業時間は月40時間以内がおよそ9割
5、結婚・出産後も、働きたい・仕事に復帰したいは80.5%。仕事を続ける上で心配なこと、1位「保育園」、2位「残業」
6、将来のパートナーに求めることは、出来るだけ残業しないで家事・育児を手伝って

■女性新社会人に関する意識調査 調査概要
調査方法:インターネット調査
調査対象:全国の女性新社会人
(2017年4月から入社を予定している専門学校生、短大2年生、大学4年生、大学院修士2年生、その他)
有効回答:515サンプル
調査期間:2017年2月9日(木)~3月6日(月)
監  修:心理学者 晴香葉子

■晴香葉子 氏 プロフィール
作家・心理学者・心理コンサルタント。 東京都出身。 文学修士(コミュニケーション学)。 早稲田大学オープンカレッジ講師。 テレビ、 ラジオ、 雑誌など、 メディアでの心理解説実績多数。 著書多数。 海外でも4冊出版。 『現代日本執筆者大事典第5期』に現代日本を代表する執筆者として紹介。 現在は、 大学院博士課程に在籍し、 研究を進めるとともに、 執筆・講演・心理監修などの活動を行っている。

ここで、監修した心理学者、晴香葉子氏の調査結果、サマリー を以下に記述しましたので、是非ご一読いただき「サクキャリ女子」の傾向とは?をご覧ください。

*****

今回の調査結果で、 2017年の新入社員である女性は、 管理職になりたいと考える「キャリア志向」が40.8%、 結婚については「結婚をしたい」「いい人がいれば結婚したい」という回答が93.4%で、 その中でも、 結婚・出産後も、 仕事をしたいと考える人が80.5%と「仕事継続意欲」が高いことが分かりました。
新社会人としての抱負を表す漢字からは、 女性新社会人の多くは、 努力や忍耐をいとわず、 早くから社会人として自立したいと考えていることが判明しました。
「キャリア志向」や「仕事継続意欲」は高く、 選んだ漢字も非常に前向きですが、 残業の許容時間は少なく、 結婚生活や出産・育児とも両立できる働き方が理想。 昨今の働き方改革の流れで、 これから社会に出る女性たちの意識も、 変わってきていると考えられます。
有給休暇取得に関しては、 強く権利を主張するというよりも、 「仕事に支障の無い範囲で取得できればよい」と考える人が多数派になりました。
土日など、 決まった休みを取ることができ、 普段残業少な目でサクッと帰ることができれば、 基本的には仕事熱心、 多少は我慢や忍耐が必要なことも承知の上、 がんばる意欲の高い“キャリア志向だがサクッと帰る”姿は「サクキャリ女子」と呼べると思います。 仕事にも、 結婚・育児にも前向きな 「サクキャリ女子」の活躍をしっかりサポートできるかが、 今後のビジネスシーンにとって大きな鍵となっていくでしょう。

1、女性新社会人515人が選んだ、 決意・抱負の「漢字一文字」1位は、 『努』

*質問:あなたの新社会人としての仕事への決意を“漢字一文字”であらわしてください。

今年の女性新社会人が抱負を表した漢字ベスト5は、「努」、「挑」、「新」、「耐」、「進」となりました。 新しいことにチャレンジする意欲があり、努力し前へ進み続けることができる、 耐久力の高い、 自立した女性の姿が浮かびあがってきます。「大変なことや辛いこともあると思うけれど、 がんばっていきたい」といった声が多く、「職場に華やかさを添える新卒女子社員」という印象よりは、「社会の一員として、自分の努力で道を切り開いていくスタートラインに立った者のフレッシュさ」という印象を与えます。 また、1位で選ばれた「努」のコメントにもあるように、「努力して早く一人前になりたい」ということからも、キャリア志向が読み取れ、近年の女性の力強さも感じられます。

◎少数意見ですが、 ランキング外の漢字も紹介いたします。
「春」…新しい本当の人生の幕開け
「献」…会社を支え、 世界に役立つ人材となる
「実」…誠実に、 実直に、 やるべきことを実行していき、 その後見つけたキャリアプランを実現したいと思うから。
「笑」…辛くて大変なことがあっても、 笑顔で前向きに頑張っていきたいから。 またそうしていれば自分の心も、
周りの人もポジティブに過ごせると思うから。
「刃」…今までふわふわ生きてきたので鋭く明確な意思を持って物事に臨みたいと思っているから。
「戦」…大変なことばかりだと思うけれど、 戦い抜こうと思っているので。

2、管理職になりたいと考えている女性新社会人は、 実に40%越え!

*質問:あなたは将来、 管理職になりたいと考えていますか。(単数回答)
*質問:あなたが管理職になりたい理由をお答えください(複数回答可)

管理職になりたいと考えている女性新社会人は、 2020年までに指導的地位に占める女性の割合を30%に引き上げるという政府の目標を超え、 40%という高い値になりました。 一方で、 帝国データバンクが2016年8月15日にまとめた特別企画:「女性登用に対する企業の意識調査」((株)帝国データーバンク調)によると、 調査対象企業の管理職に占める女性比率は平均6.6%と少なく、 管理職が全員男性で女性が1人もいない企業は50.0%を占めています。
人は、 モデルとなる良い手本を観察する機会に恵まれると、 社会的スキル獲得が促進されることがわかっています。 就職する組織に、 既に活躍しているモデルとなる女性管理職がいないという状況は、 早くからキャリアアップを目指している女性新社会人にとって、 望ましい環境とは言い難く、 まず一人目を誕生させるためのサポートが必要だと考えられます。

3、有休取得は仕事に支障のない範囲で!64.1%

*質問:有給休暇について、あなたの考え方を教えてください。(単数回答)
a.やるべき仕事を優先し、仕事にあまり支障のない範囲で取得できればよい。
b.多少、 仕事に支障があっても、権利として、しっかり取得したい。

有給休暇取得に関しては、「やるべき仕事を優先し、 仕事にあまり支障の無い範囲で取得できればよい」と考える人が64.1%と、多数派になりました。選んだ5つの漢字にも見られるように、仕事において、 多少の努力や忍耐が必要であるということは承知の上で、 納得できる範囲であれば、譲歩するという姿勢が見受けられます。また、 5つの漢字のコメントからも「新人だからと臆せず、積極的に仕事に挑戦し、 関わっていきたい」や「また新たに学ぶことが始まり、 日々進歩したいと思うから」といった新入社員としての意見が目立ち、まずは仕事を覚えることが大事といった印象も受けます。土日など、決まった休みを取ることができ、普段残業少な目でサクッと帰ることができれば、基本的には仕事優先で、有給休暇に関しては無理に強く主張しない、「現実的でプロ意識も高く、過度な期待はしない」という女性が多いようです。

4、新社会人が許容できると考える残業時間は月40時間以内がおよそ9割!

*質問:残業は月に何時間まで許容できますか。あなたの考えを教えてください。(単数回答)

政府を介し 経団連と連合側で働き方改革について議論を行ってきましたが、3月17日に政府より繁忙期に例外的に認める残業時間の上限規制を「月100時間未満」とすることが正式発表されました。本調査では、許容できる残業時間について40時間以内が約9割となり、20時間以内という回答が半数を超えています。 昨今、各企業が取り組んでいるような「ノー残業デー」の設定や、政府および経団連が提唱・推進する「プレミアムフライデー」など、残業することがよいという日本的な文化を根本的に変えていこうという動きが社会全般にみられるようになりました。組織の一員としてデビューする女性たちも、 仕事後のプライベート時間を有効に活用したいという意識が調査結果からは読み取れます。自分を第一に考え、 無理はしない」といった、現代的な姿が見えてきます。

5、結婚・出産後も、 働きたい・仕事に復帰したい80.5%!仕事を続ける上で心配なこと、 1位「保育園」、 2位「残業」

*質問:あなたは結婚をしたいと思いますか
*質問:あなたの希望に近いものを下記から選んで下さい。(単数回答)
*質問:(復職したい、仕事を続けたいと回答した方に対し)あなたが出産をしたあとも仕事を 続け
る上で不安なことをお答えください。(複数選択可)
結婚については「結婚をしたい」「いい人がいれば結婚したい」という回答が93.4%でした。その中でも、 結婚・出産後も、仕事をしたいと考える人が、80.5%と、大変高い数字となりました。「保活」の問題に関しては、地域差は大きいもののニュースで見聞きすることも多く、心配事項の1位となっています。仕事にも育児にも前向きな、若く意欲的な女性の活躍を応援するという意味でも、十分な保育施設の確保が急務と言えます。
また、2位は、残業に関する心配事項となりました。企業側には、残業時間への配慮、保育施設には、多少の残業には対応可能な柔軟で多様なサポートが求められていると思われます。

6、将来のパートナーに求めることは・・・出来るだけ残業しないで!家事・育児を手伝って!

*質問:あなたはパートナーと家事・育児を分担したいですか。(単数回答)
*質問:あなたはパートナーの働き方についてどちらを希望しますか。(単数回答)
a.出来るだけ残業をしないで家事や育児に参画してほしい
b.家事や育児よりも仕事を優先して、 残業もしてほしい

パートナーの家事分担は、「してほしい」という回答が圧倒的という結果になっています。また、結婚・出産後も仕事を続けたい、休職しても復帰したいと考える人が多く、晩婚化や非婚化を懸念する声がある中、社会人デビューをする女性たちは、結婚には意欲的、仕事も何らかのかたちで続ける意思があり、助け合えるようなパートナーを求めている、という姿が見えてきます。夫が経済面、妻が家事・育児、といった、明確な役割分担の依存的な関係ではなく、夫婦それぞれが同じような役割を協力して担っていくという結婚のスタイルが今後ますます主流となり、女性が自分自身について理想とする姿も、より自立的なものになっていくでしょう。
また、企業側も男性の働き方の見直し(長時間労働是正・育休取得推進等)を改めて検討するべきでしょう。

*****

以上です。

地域差、年齢差、インターネットという調査経路等々による偏向の可能性は当然のようにありますが、今現時点での女性新入社員という性別、年齢の生の声の一つであることには変わりはないとも感じました。この調査結果がそれぞれの立場にどう映るかはわかりませんが、来るべき未来の声、貴重な情報として捉えていく必要があるのかもしれません。

記事:編集部

この様な貴重な調査をした企業に敬意を表し、アツギのブランドを紹介します。

■ASTIGU /アスティーグ
アスティーグは、 アツギが2011年春夏シーズンより発売しているプレーンストッキングのブランド。 女性の脚を美しく見せる11種類の商品ラインナップと漢字一文字のパッケージで「11の美意識で選べるパンスト」として分かりやすく伝えている。女性の気持ちに寄り添い生み出されたアスティーグは、従来、マナーや制服感覚で「はかなきゃいけない」という義務感を感じていた女性達や、プレーンストッキングを知らない女性達に、美意識やファッション性で「はきたい」と感じていただける新しい価値観を提案。 発売以来、若年層を中心に支持を集め、ブランドへと成長。
■主な販売経路:全国百貨店・専門店・量販店・ドラッグストア・コンビニエンスストア
■ブランドサイト: http://www.astigu.jp/

 

 

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