2017(平成29)年度 新入社員意識調査アンケート結果

~生活のバランスは「自分ファースト」。理想の上司は「寛容型」~

三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社が、「2017(平成29)年度 新入社員意識調査アンケート結果」を発表しました。
同社では、毎年3月下旬~4月上旬に新入社員を対象とするセミナーを開催し、その受講者に対してアンケートを実施しています。
今年度は、東京、名古屋、大阪にて合計37講座を開催し、1,300名を超える新入社員が受講しました。
下記レポートは、アンケートの集計・分析結果をまとめたものです。

【アンケート調査結果の概要】

*一定時間は仕事から離れてオフを過ごしたい。「自分ファースト」志向が高まる。

・新入社員は企業に、「給料が増える」ことよりも「残業がない・休日が増える」ことを求めている。さらに、「私生活に干渉されない」ことの重要度は高まっており、就業後や休日などは、仕事から離れた自分の時間を充実させたいと考えているようだ。また、全体の8割を超える人が就職活動の際にブラック企業かどうかを「気にした」、もしくは「少しは気にした」と回答した。

・自分の時間は確保したい新入社員だが、やる気がないわけではない。「目標を与えられ、達成に向けて頑張りたい」という人は8割を超え、できる範囲で努力したいと考えているようだ。

 

*理想の上司は「寛容型」。

・新入社員は「上司・先輩・同僚との人間関係」、「仕事が自分に合っているか、うまくできるか」について大きな不安を抱えている。このため、広い心で受け入れ、自分の成長を温かく見守ってくれる「寛容型」の上司を求めている。親しみやすさと辛抱強さを兼ね備えた「イヌ」は、まさにそうした理想の上司像に合致する存在と言える。

 

*今の日本は「曇り」。10年後についても悲観的な見方が広がる。

・新入社員の多くは日本の現状を「曇り」と考えている一方、「晴」と回答した人の割合は「雨」と回答した人の割合を上回った。しかし、10年後の日本については「雨」と回答した人の方が多く、日本の将来に対しては不安を感じている人が多い。

 

*女性は自身が出世する姿を具体的にイメージしにくい傾向がある。

・新入社員の出世意欲を見ると、「出世したい」という回答は男性で約6割なのに対し、女性では3割に満たない。また、この傾向は学歴とは関係がない。

・将来、結婚や出産を経ても仕事を続けるか、現時点で明確な意思を持つことができない女性が多い。出世意欲の低さとも関係がある可能性がある。


2017年度の新入社員の皆さんが仕事を始めて1ヶ月半が経とうとしていますが、すでに「自分の時間を確保」することに意識が高まっているのですね。
今は”仕事後に上司と飲み(食事)に・・”なんていうことはめっきり減ってしまっていると聞きますが、新入社員と交流を深めるのもなかなか難しい時代になってきました(苦笑)

記事:編集部

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