〜菌が多いのは、足より口腔内!「歯の衛生週間」を活用しよう〜
ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社 コンシューマー カンパニーが、30代・40代のビジネスマンを対象に、身体の各部位の菌数について外部専門機関(衛生微生物研究センター)にて実験を行った結果が公開されました。
起床時と終業時では、菌の数値も大きく変化している箇所があり、お仕事をしていく上でご自身も周りも不快にさせず、日頃からケアが必要なことを再認識できます。
起床時と終業時では、菌の数は大きく変化する
まずは下記の図をご覧ください。起床時と終業時に、口腔内・襟元・脇の下・手のひら・足菌から菌を採取し数値化したものです。
最も菌数が多かったのは口腔内 終業時の口腔内の菌数は、足の約85倍!
図を見ていただいて分かるとおり、最も菌数が多かったのは、「終業時の口腔内」で、その数は19,666,667個。
また、他の部位の朝から夜の数値変化は、汗などで湿りやすくニオイが気になる脇の下は約23倍、足は約455倍。
と、一日働くことによって、それぞれ菌の数が増えていくことがわかります。
口腔内は、朝から夜の数値変化は5倍ではあるものの、菌の数が他の部位とは桁違いに多いことが分かりました。
「終業時の足」もかなりの菌の個数で、一日で約455倍増えているのには驚きますが、その足の菌の数と比較しても、口腔内は約85倍、さらに起床時の口腔内の菌の数の方が多く、改めて口腔内での菌の棲息しやすさが明らかになりました。
実験に協力した衛生微生物研究センターの李新一主任研究員によると、
「人体には一定数の菌が棲息していますが、常に湿っている口の中は、他の部位と比較すると菌が棲息しやすく、菌の数が多い傾向にあります」
とコメントし、他の部位と比べて特に、口腔内での菌の棲息しやすさを指摘しています。
歯の衛生週間(6月4日〜6月10日)を活用し、見直しを
■口腔内の菌数は1日の中で変化
口腔内の菌は、食後の口腔ケアによって減っていきますが、時間が経つと再び増えていきます。
また、就寝時は抗菌作用などをもつ唾液の分泌量が少なくなるため、より細菌の活動が活発化され、数も増えていくことが分かります。
口内の菌の中には、歯周病の原因菌や、口臭を引き起こす菌なども含まれています。
1日3回、適切な口腔ケアをすることによって、菌を活性化させないことが重要です。
■歯磨きでケアできるのは、お口の中のわずか25%
歯磨きとは文字通り、「歯を磨く」ことであり、通常の歯磨きだけでお口の中をケアできる割合は、口内の表面積のうち歯が占める割合である約25%のみ。
歯磨きだけでは落とせない舌や歯ぐき、咽頭粘膜などお口全体の汚れをキレイにし、口の中の菌を活性化させないためには、歯磨きだけではなく、より丁寧な口腔ケアを行う必要があります。
■フロス、マウスウォッシュを加えた3ステップの口腔ケアで、清潔な口内環境へ
より丁寧なオーラルケアの方法として、歯磨きとフロス、マウスウォッシュを組み合わせた「3ステップオーラルケア」があります。
このように、歯磨きにフロス、マウスウォッシュを加えることによって、歯垢の付着度を示す、プラーク指数が歯磨きのみの場合と比較して、大きく改善することが明らかになっています。
この口内環境のケアに役立つとして、今回の調査結果を提供したジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社の商品「リステリン」が紹介されています。
【実験概要】
●対象者対象者:30代のビジネスマン1名、40代前半のビジネスマン1名、40代後半のビジネスマン1名
●菌の採取場所:口腔内/襟元/脇の下/手のひら/足 ※脇の下はシャツから採取、足は靴下から採取
●採取方法
<起床時 7時> 各自、起床時に歯磨き・洗顔前に菌を採取。口腔内の菌は指定の液で口をゆすいだものを採取し、それ以外は指定の箇所を綿棒にて採取。
<終業時 16時>各自起床時と同じ方法で菌を採取。
●実験機関:衛生微生物研究センター
いかがでしたか。
誰しも一生懸命働いているからこそ、菌も汗も増えるのは致し方ないこと・・・
とはいえ、お口や汗はのケアは、衛生グッズが出ていますので、机やカバンの中に入れておけば、お仕事中でも清潔に保つことができそうですね。
そして終業後、ご帰宅されたら、疲れていても寝てしまわずに、入浴をすることが大切なことが分かりますね ^^
カラダを清潔にすることはもちろん、疲れもとれて癒されます。
「できていなかったなぁ」という方は、今日から少しずつできることから取り入れてみてください。
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「汗が臭いのはあなたのせいじゃないのに・・・!」
記事:編集部