〜「旅行」「笑い」「家族」が ストレス発散の上位に〜
株式会社メディプラス研究所が運営する「オフラボ」では、低ストレス者と高ストレス者のリラックス方法の違いについて調査しました。
対象は、企業従業者だけでなく、専業主婦等も含む様々な女性に対してで、広くストレス状態を計測・数値化したものです。
全国の20~69歳の女性約7万人を対象に行った「ココロの体力測定2017」によると、低ストレス女性の割合は10.8%、高ストレス女性は16.2%という結果に。
ストレスオフのためにしていることをそれぞれのグループ内で集計し、共通していた上位項目をのぞいたTOP5において、両者のリラックスの方法に以下のような違いが見られました。
低ストレスのコツは、仲良く家族と温泉旅行?
低ストレス女性は、「旅行に行く」「入浴する」「笑う」などの副交感神経優位な時間を過ごし、ストレス抑制ホルモンとして知られるオキシトシン活性を促す、「家族と過ごす」といったグルーミングをストレスオフに取り入れている傾向にあります。
一方、高ストレス女性は「スマホ、パソコンを使う」「音楽を聴いて過ごす」などデジタル機器を使って時間を過ごし、それを補うような日中の「昼寝など仮眠」「何も考えない(頭を休める)」が目立つことから、心身のペース乱れを引き起こしていることが考えられます。
また「お腹一杯食べる」など、一時的にストレスを解消するだけのリセット型であるのも特徴です。
「コーヒーを飲む」「甘いものを食べる」「テレビをみる」などは、低ストレス女性・高ストレス女性共に上位項目であったため、リラックス効果は期待できますがストレスレベルには関与しないようです。
【ココロの体力測定2017】
期間|2017年 2月28日~3月7日
対象|全国の20~69歳の男女各7万人(合計14万人)
方法|インターネット調査
項目|15問(ストレス度、セロトニン欠乏症度、ストレス要因、体の悩み、肌タイプ・悩みなど)
ストレス状態項目|厚生労働省の「ストレスチェック制度の健康状態項目」を基に独自加工して、点数化。集計したデータを、県・年齢を実際の人口でウエイト修正
■ココロの体力測定
東邦大学名誉教授・脳生理学者 有田秀穂氏の監修のもと、全国の20~69歳の男女各7万人(合計14万人)を対象に「ココロの体力測定」(ストレス指数チェック)を実施。
2015年12月より厚生労働省から義務付けられている、「ストレスチェック制度」の対象となる従業員規模50人以上の企業だけでなく、義務化の対象にならない有職者や専業主婦まで含めて、広くストレス状態を計測・数値化しています。
いかがでしたか? あなた、もしくはあなたの周りの女性は、上手にストレスをためずに過ごされていますか?
女性が好きなことといえば、『旅行・入浴・甘いもの』などとよく耳にしますが、この調査結果の通り 好きなこと=“ストレスオフ・リラックスできる”こと だったのですね。なるほど、と頷ける回答でした。
対象的に、デジタルなもので癒されようとしても実はストレスが解消されるに至っていない、という結果も気になるところ。
最近は、仕事の中にも生活の中にもデジタル機器がたくさん溢れ、その便利さから一見、ストレスオフの道具なのかと思いますが、上手な使い方が必要なこともこの結果から分かったような気がします。
自分にあったストレスオフ行動を身につけておきたいものですね。
記事:編集部