仕事が楽しい人の理由は「やりがいがある」が第1位!

〜仕事が楽しい人の理由は「やりがいがある」が第1位。「労働時間」「人間関係」も重視するという結果に〜

日本法規情報株式会社が、インターネットアンケートを実施し「仕事に関する意識調査」について発表しました。

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「過労死」や「労働法違反」「残業代請求」といった言葉が新聞やニュースなどに多く取り上げられ、労働問題に関する議論が盛んに行われています。
その背景には、副業やワークライフバランスなど、働き方の多様化が図られている一方で、雇用主と労働者間のトラブルも表面化していることがあると考えられます。

実際、労働問題を解決するために訴訟が行われるケースも存在しており、雇用主と労働者双方の意思に基づいた適切な労働環境を整備することが求められています。
そこで、今回は労働者が企業に求めるものとは一体どのようなものなのか調査しました。

はじめに、仕事に対する「楽しさ」について、調査を行ないました。
■「仕事が楽しい」が55%と過半数超え

質問:「仕事が楽しい」と思いますか。

調査の結果、「仕事が楽しい」と回答した人が55%、「仕事が楽しくない」と回答した人が45%と、「楽しい」と回答した人が過半数を超える結果となりました。
半数以上の人が仕事に楽しさを見つけながら働いていることが分かります。

次に、仕事が楽しい理由について調査を行ないました。
■仕事が楽しい理由、「やりがいがある」が36%、「人間関係が良好」が25%

質問:仕事が楽しいと回答した理由として最も近いものをお選びください。

調査の結果、「やりがいがあるから」と回答した人が36%、「人間関係が良好だから」と回答した人が25%、「適切な労働時間だから」と回答した人が16%、「自己の成長に繋がるから」と回答した人が5%、「憧れの職業だから」と回答した人が3%、「給料が良いから」と回答した人が3%、「社会的ステイタスがあるから」と回答した人が2%、「その他」が10%という結果になりました。

「やりがいがあるから」「人間関係が良好だから」と回答した人が半数を占め、給料やステイタスよりも、働きやすさや人間関係などに仕事の楽しさを見出している人が多いことが分かりました。

次に、実際に仕事を選んだりする時に「仕事に一番求めたいもの」について調査しました。
■仕事の選ぶ際の重視ポイントは3割が「給料」だが、「やりがい」「適切な勤務時間」「良好な人間関係」も重要視しているとの結果

質問:仕事を選ぶ時に最も重要視したい項目は何ですか。一番近いものをお選びください。

調査の結果、「給料」が33%、「やりがい」が18%、「適切な勤務時間」が15%、「良好な人間関係」が10%、「社会保障」が6%、「雇用の安定」が5%、「仕事内容」が4%、「正当な評価」が4%、「勤務地」が1%、「その他」が4%という結果になりました。
「給料」が3割を超えており、続いて「やりがい」「適切な勤務時間」「良好な人間関係」と続く結果となりました。

前記の「仕事が楽しい理由」に関する調査結果においては、「やりがい」「人間関係」「適切な労働時間」が上位を占めていましたが、今回は「給料」と回答した人が33%を占め、仕事選びにおいては金銭面を重視する方が多いことがわかりました。

最後に、最近話題となっている「ブラック企業」に関するイメージについて調査しました。
■ブラック企業のイメージとして「過剰な労働時間」が全体の7割近くに

質問:違法な労働を行なっている「ブラック企業」が問題となっていますが、「ブラック企業」と聞いて何をイメージしますか。最も近いものをお選びください。

調査の結果、「過剰な労働時間」が66%、「残業代が支給されない」が18%、「パワハラ、セクハラが多い」が7%、「社員教育をしない」が3%、「昇給しない」が2%、「プライベートへの影響」が1%、「その他」が3%という結果になりました。

「ブラック企業」という言葉は、労働者を酷使し、パワハラなどで労働者を追い詰めていく企業を指す言葉として使われ始めたのがはじまりで、新たな社会問題として取り上げられています。
今回の調査結果においては、ブラック企業のイメージとして「過剰な労働時間」と回答した方が全体の7割近くを占め、さまざまな労働問題の中でも特に「労働時間」に対する意識が高いことが推測されます。

今回の調査では、5割を超える人が仕事に楽しさを感じていることや、仕事に対してやりがいを感じていることが分かりました。
仕事を始める上では「給与」を重視する方が多いようですが、実際に就業するにあたっては、人間関係を大切にしつつ働きやすい環境で働くことが重要であるといえそうです。

また、近年問題化している「ブラック企業」に対しても、過剰な労働時間による「長時間の拘束」がイメージとして高く、私生活への影響や、やりがいを失うことによる私生活への悪影響が懸念されていることも推測できます。

労働環境の改善や労働問題に関しては社会保険労務士や弁護士などの専門家が対応しており、法律だけでなく経験やノウハウも踏まえた的確な対応を行ってもらうことができます。

調査期間 2016年11月24日~2016年12月13日
回答者  940人(男性436人 女性504人)


「仕事」をしている私たちにとって、「仕事」はほぼ生活の一部、いえ人生の一部と言っても過言ではないでしょう。
それくらい私たちの時間の多くを占める仕事をする上で、心身ともに健全でいられることこそが何より大事だと感じます。

記事:編集部

 

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