プレミアムフライデーに関する、GW直前!実態調査

~約6割が、「月末の設定はやめた方がいい」~

株式会社ジャストシステムは、マーケティングリサーチに関する情報サイト「Marketing Research Camp」で、ネットリサーチサービス「Fastask」を利用して実施した『プレミアムフライデー』に関する調査結果を発表しました。

 

【調査結果概要】

■約6割が、「月末という条件を変えた方がいい」
「プレミアムフライデー」のことを知っている人のうち、「月末という条件を変えた方がいい」と考えている人は56.4%、「15時という条件を変えた方がいい」と考えている人は51.0%、「金曜日という条件を変えた方がいい」と考えている人は38.8%でした。

■2月・3月のプレミアムフライデー時、「フレックスタイム制」の人の3割が「早帰り」に成功
「プレミアムフライデー」認知者のうち、2月に「早帰り」できた人は12.0%、3月は11.9%でした。
就業形態が「フレックスタイム制」の人に限ってみると、2月に「早帰り」できた人は30.6%、3月に「早帰り」できた人は29.1%でした。

■15時までに帰宅した人の約4割は「前日に多めに残業して仕事を調整」
「プレミアムフライデー」に15時退社した人の38.3%が「前日に多めに残業して仕事を調整」していました。また、「朝早く出社して仕事を調整」した人も36.2%いました。

■大型連休前のプレミアムフライデーは、約4割が「早帰りをあきらめている」
ゴールデンウィークに近い、4月の「プレミアムフライデー」は、「特にいつもと退社時間は変わらないとあきらめている」人が最も多く、37.3%でした。
「なんとしても15時退社したい」人は4.2%、「できれば15時に退社したい」人は8.4%、「15時は無理なので、せめていつもより早く帰りたい」と思っている人は5.5%でした。

■制度自体の認知度は9割を超えるも、公式マークの認知率は3割満たず
プレミアムフライデーについて、「知っていて、他の人にも説明できる」(44.6%)、「知っているが、他の人に説明できるほどではない」(35.2%)、「聞いたことはあるが、よく知らない」(15.4%)で、認知度は95.2%でした。
一方、公式ロゴマークを「見たことがある」(13.6%)、「知っているが、見たことはない」(13.4%)で、公式ロゴマークの認知度は27.0%にとどまりました。

 

【調査の実施概要】

調査名:『プレミアムフライデーに関する実態調査』
調査期間 :2017年4月21日(金)~24日(月)
調査対象 :全国の20代~60代の男女1,057名
質問項目 :
・現在、勤めている会社の就業形態を教えてください。
・プレミアムフライデーの認知状況を教えてください。
・勤務先でのプレミアムフライデーの取り組み状況について教えてください。
・2月と3月のプレミアムフライデーにおける行動を教えてください。
・プレミアムフライデーに行った消費の内容について教えてください。
・プレミアムフライデーのSNS投稿について教えてください。
・4月のプレミアムフライデーについて、どのように考えているか教えてください。
・プレミアムフライデーの公式ロゴマークについて教えてください。
・プレミアムフライデーの条件に対する考えを教えてください。
・プレミアムフライデーの浸透に対する考えを教えてください。


ちょうど明日はプレミアムフライデーとなりますが、まだまだ導入している企業は大手企業程度で、件数的には少ないのが実情。
また、プレミアムフライデーで帰るために「前日に多めに残業して仕事を調整」「朝早く出社して仕事を調整」するというケースが7割以上あったことも分かり、導入してもまだ効果的に機能していない、まだまだ浸透自体していないという現状となったようです。
初めてのGW直前の実施日ということもあり、明日は世間が興味をもつ金曜日になりそうですね。

記事:編集部

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