判明!「汗のニオイ」の原因には、5つのタイプがあった! 「ニオイタイプ」を職業別に分類!

〜タイプ別にニオイケアのポイントを伝授〜

資生堂では、「仕事中の汗のニオイ」をテーマに、20~40代の有職者男女500名を対象とした意識・実態調査をおこないました。
近年、ニオイにより周囲を不快にさせる「スメハラ」(スメルハラスメント)が話題になるなど、社会的にニオイへの関心が高まっています。特に、職場でニオイのトラブルが発生してしまうと、仕事における人間関係などにまで影響がおよびかねません。

そして、特にこれからの季節、注意したいのが「汗のニオイ」です。暑くなってくると、仕事中に汗のニオイが気になることが増えるという方も多いのではないでしょうか。

実際に、今回の調査で、「仕事中、自分の汗のニオイが不安になった経験はありますか?」と聞いたところ、実に91%が「ある」と回答。また、「春から夏にかけては、仕事中に汗のニオイが気になりやすいと思う」と答えた人も83%にのぼりました。

 

「汗のニオイ」の原因を5つのタイプに分類! 最も多いのはどのタイプ?

ひとくちに“汗のニオイ”といっても、さまざまな原因があります。そこで今回、ニオイの原因の1つである汗のかき方を、「屋外臭」「環境臭」「活動臭」「ムレ臭」「着衣臭」の5つのタイプに分類しました。

【屋外臭タイプ】
外回りや外での作業など、屋外にいることが多い(直射日光を浴びやすい)

【環境臭タイプ】
仕事環境の温度・湿度が高い(室内が暑い)

【活動臭タイプ】
仕事中の活動量が多い(動き回ることが多い)

【ムレ臭タイプ】
デスクワーク・受付・運転など、仕事中に同じ姿勢でいることが続く(ワキ・太ももなどがムレる)

【着衣臭タイプ】
仕事における着衣の自由がきかない(ジャケットや制服などの着用が義務付けられている)

 

Q) 自分の「汗のニオイ」はどのタイプだと思いますか?(複数回答)

最も多かったのは「ムレ臭タイプ」(46%)で、以下、「活動臭タイプ」(39%)、「環境臭タイプ」(27%)、「着衣臭タイプ」(19%)、「屋外臭タイプ」(17%)と続きました。

 

Q) 汗のニオイは、職業によってタイプが異なると思いますか?

「そう思う」と81%が回答。実際に、職業によって回答にも異なる傾向がみられ、各タイプには、次のような職業の方が多く分類されています。

●「屋外臭」:保育士、塗装工・農家 など

例) 保育士「立ちっぱなしでプールに数時間いるときなど、汗が気になる」(46歳・女性)

 

●「環境臭」:教師、・調理師、介護士など

例) 調理師「火を使う仕事なので常に暑い。食洗機の熱気でも汗をかく」(34歳・女性)
例) 介護士「利用者にあわせて室内温度を設定しているため、職員との体感温度差が大きい」(38歳・女性)など

 

●「活動臭」:看護師、販売、配達員など

例) 看護師「施設の中を動き回っているので」(39歳・女性)

 

●「ムレ臭」:事務、エンジニア、デザイナー

例) 事務「座りっぱなしなので、イスと接触している部分がムレやすい」(42歳・女性)

 

●「着衣臭」:営業、乗務員、サービスなど

例) 営業「夏でもジャケットで、脱いだ後には汗のニオイが残っている」(29歳・男性)

[調査概要] ・調査名:「仕事中の汗のニオイ」に関する調査
・調査期間:2017年2月13日~14日
・調査方法:インターネット調査
・調査実施機関:楽天リサーチ
・調査対象:20~40代 有職男女500名(性別:均等割付、年代:人口構成比で割付)

 

専門家に聞く、タイプ別・ニオイケアのポイント

そこで今回は、美容ジャーナリストの木更容子さんに、各タイプの特徴と、ケアのポイントについてお話をいただきました。

<専門家プロフィール>
木更容子(きさらようこ)
大学卒業後女性誌編集スタッフとなり、その後美容ライター・エディターとして独立。『朝日新聞』や『Domani』などの女性誌を中心に、美容企画や連載企画を担当する。多数の化粧品研究者や医師、女性誌読者に取材した経験から独自の見解を展開している。http://timeline-ag.jp/portfolio-item/yokokisara/

汗のニオイが気になりやすい、これからの季節。前述の通り、ニオイの原因の1つである汗のかき方には、実はさまざまなタイプがあります。ご自身がどのタイプかを理解したうえで、適切なケアをすることが重要です。

●「屋外臭」
「屋外臭」に当てはまりやすいのは、強い日差しの中で外回りをする営業マン、1日中屋外で仕事をする建築現場スタッフなど、外にいる時間が長い方。日差しが強い夏は、仕事をはじめてすぐに汗をかいてしまうことになります。このタイプは、汗をかく量が多いので、こまめにふきとることが重要です。タオルとあわせて汗ふきシートを持っておくと、爽快感も得られておすすめ。さらに、替えのインナーも持ち歩けるとベストです。

●「環境臭」
「環境臭」は、仕事環境の温度・湿度が高いことが、汗のニオイにつながってしまうタイプ。授業をする教室にエアコンがついていない教師、1日中火を使う厨房にいる調理師などの方が当てはまるかと思います。対策のポイントは、汗がニオイを発する前にケアをすること。汗そのものは無臭ですが、皮膚にある常在菌が汗なども分解しながら繁殖していくことで、ニオイの原因となるニオイ菌が発生します。スプレータイプのデオドラント製品を携帯して、休憩時間にさっとケアできるようにしておきましょう。

●「活動臭」
「活動臭」タイプに当てはまりやすいのは、仕事中に動きまわることが多い職業の方。例としては、客席を動きまわる飲食店などのホールスタッフ、病院内での移動が多い看護師などです。活動量が多いと、動いているあいだにすぐ体が熱くなってしまうので、おすすめなのはクールタイプのスプレーなどを使うこと。氷冷感のあるアイテムを使うことによって、体温の上昇、ひいては汗の量を抑えられます。

●「ムレ臭」
「ムレ臭」タイプは、仕事中に同じ姿勢でいることが続く職業の方に多くみられます。1日中ずっと座りっぱなしの受付やデスクワーカー、運転姿勢をくずすことができないタクシードライバーなどが当てはまるでしょう。たとえエアコンがきいている室内でも、ずっと同じ体勢で仕事をしていると、ワキ・太もも・足裏などがムレてしまいがちです。対策としては、まずムレやすい部分の通気性をよくすること。服装も、風通しのよい素材・デザインのものを選びましょう。また、ワキは密着性の高いロールオンタイプ、足はフットスプレーなど、ムレやすい部分にあわせてアイテムを使い分けるのもおすすめです。

●「着衣臭」
「着衣臭」は、仕事における着衣の自由がきかないことが、汗やニオイにつながってしまうタイプ。制服が決まっていてクールビズを取り入れられない警備スタッフ、夏でもジャケットやストッキングの着用が必要な会社員などがこれに当てはまります。このように服装自体が決まっている場合は、デオドラント製品でのケアに加えて、下着で工夫をするのがおすすめ。汗が乾きやすく、防臭効果のある下着をつけるなどの工夫をして、ニオイを抑えましょう。

このように、汗の「ニオイタイプ」によって、適切なケアも異なります。自分自身のタイプを見定め、それに合わせた適切なアイテムを選ぶことが重要です。

◆調査した資生堂からは、このようなニオイタイプ別に対応できる商品を展開、下記サイトからご覧ください。
▼「エージーデオ24」ブランドサイト
https://www.shiseido.co.jp/ag/

◆世の中にはびこる汗・ニオイを検証する特設コンテンツ 「SEARCH THE SMELL」
また、「エージーデオ24」では、現在特設コンテンツ「SEARCH THE SMELL」を展開中です。同コンテンツでは、世の中にはびこる汗・ニオイに関する実態をさまざまな角度から検証。さまざまなメディアとのコラボレーション記事や動画を随時更新。
▼特設コンテンツ「SEARCH THE SMELL」
http://www.shiseido.co.jp/ag/labo.html


「スメハラ」は、働く環境の中でも身近に起こっている問題点のひとつとして、最近、多く取り上げられています。
お仕事のタイプ別にニオイのタイプも違うなんて、認識したことがなったですが、調査結果を参照にご自身のお仕事の立場から、起こりやすいニオイタイプを把握して、タイプにあった対処法をインプットしておくと良いかもしれませんね。
特にこれからますます暑さが増してきますので、最低限のエチケットをお忘れなく。

記事:編集部

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