〜超売り手市場の加速、就活早期化、優秀層の複数内定保持に悩む企業〜
EDGE株式会社(以下、EDGE)は、2017年卒内定者(約3万人)の状況を分析し、内定承諾後の辞退傾向を調査しました。
6月をピークに9月いっぱい続く辞退の申し出
2017年は経団連加盟企業の選考開始時期が6月1日に変更された初年度であり、前年の同8月1日と比較すると2ヶ月間の前倒しとなっています。
内々定の期間が長くなり各社の内定出しのタイミングが分散したことで、6月をピークに9月ごろまでは内定辞退が発生しています。6月の経団連加盟企業の内定出しで安心した採用担当者が夏場にかけて予期せぬ辞退に悩まされるという構図が見て取れます。
卒業直前に辞退の申し出
入社間近の3月になり辞退の申し出が増える傾向があります。
卒業できないという理由以外に複数内定を保持している学生が辞退の申し出をせず、入社直前になり辞退の連絡をしてくるというケースが多数報告されています。
「社内報に新入社員紹介ページを作成したいと連絡をしたら、電話口で辞退したい旨を伝えられた」
「年明けから一切連絡が取れなくなり、入社直前になりメールで辞退の意向を一方的に通告してきた」
という声も聞かれました。
長くなった内定保持期間に学生の状況を把握する術を採用担当者が持っていないと、こうした事態に見舞われることから、内定者と採用担当者との間のコミュニケーション手段に注目が集まっています。
この調査結果を出したEDGE社では、そんなコミュニケーション手段のひとつとして、内定者フォロー・新入社員研修SNS「エアリーフレッシャーズ」を紹介しています。
当サイト記事でも早速、内々定率の速報をお知らせし、反面、そのまま就活を継続する学生が多いということをお伝えしました。
*【内々定率速報】2018年卒学生の内々定率調査を実施!
故に、複数の内定を取得する学生が今年も多くなり、昨年実績を参照すると今年も同様に内定辞退者が卒業間近に発生することも企業側は想定しておかなくてはいけないこと、また、その対策として一つには、内定者とのコミュニケーション等が必要なことが分かりました。
また、学生の皆さんは複数の内定から悩んで1社に決める際には熟考し結果を出し、長引かせることなく礼節をもった辞退の仕方をする必要があると感じます。
とはいえ、まだまだ就活継続中の方が多いことと思います。
まずは希望する企業を目指し全力を尽くし、内定後は未来を見据えしっかりと考え、社会人の準備をしていただきたいですね。頑張れ!就活生!!
<お知らせ>
秩父地域の『合同就職面接会』は、6月19日(月)14:00から16:00、秩父神社参集殿2階にて 実施されます。
どうぞこちらもご参加ください!
→告知記事『秩父に住んで働こう!合同就職面接会@秩父神社』が実施されます
記事:編集部