移住女子の「ちちぶで見つけたこんなもの」:『つとっこ』編

〜秩父の郷土料理 5月・6月に味わう旬モノ〜

秩父を代表する郷土料理はたくさんありますが、『つとっこ』もそのひとつ。
昔、忙しくなる農繁期の農家の方や、山の中を長時間動いて作業する林業の方などが、保存食として持って出かけ、食した・・・とか、家庭のおやつとして楽しんだ、などと聞いたことがあります。

移住してきてから、毎年5月・6月頃になると『つとっこ』をいただく機会があり、ありがたくも季節を感じ、旬を味わいます。(写真は今年のいただきもの ^^ )

移住したての頃に、『つとっこ作り体験会』にお誘いいただき、作ったことがあり、なんとなく身近に感じている秩父の郷土料理のひとつです。
今回は、その体験会で教えてもらった、つとっこの作り方をご紹介したいと思います。

 

つとっこの作り方

つとっこは、5月・6月頃に最も作られるまさに旬モノ。
包みの外側の葉っぱを「栃の葉」と言いますが、この葉っぱが堅くなる前の時期の5月・6月が、つとっこを作るのに最適な時期なのだそうです。
そしてこの栃の葉が、まさに防腐効果が高いとのことで、保存食に使われるのに最適だったと伺いました。
またここ最近の事情ですが・・・「この葉が最近無いから(つとっこが)作れないの」とか「高い木になっているから簡単に取れないの」といった声が聞こえ、手に入りにくい希少な葉っぱになっています。

まず最初に、栃の葉の大小を各1枚ずつ使いお皿を作り、水に浸しておいたもち米と茹でた小豆をスプーン2杯、葉っぱの上へ盛ります。 ご家庭によって、この葉っぱの中身は多少違うようです。

右側から葉をたたみこみ、左側もたたんでふたとし、中身をしっかり包み込みます。
包むから=つつっこ、つとっこ と呼ばれているのだとか。

中身が出て来ないよう、また外から水分が侵入しないよう紐状の「スゲの葉」で栃の葉の包みを縛ります。
このスゲもあまり手に入らないようで、冒頭の写真のようにビニル紐などを使い縛るご家庭もあります。

その後、グラグラ沸いた熱湯につとっこを入れて、15~17分程、ゆであげれば出来上がり!
ご家庭によってはもっと長くゆであげるところもあります。

冷ましておいて、これを昔は保存食として食したそうです。

 

さて、葉の中は・・・
ふっくらともっちりとした もち米と小豆がお出ましに。
いただいてみると、ちまきみたいな食感と栃の葉の良い香を楽しめます。
お味は素朴なものですが、素材の味を楽しむかんじです。お好みでごま塩をふっていただいたりもします。

なかなか自分のお家で作ろうとすると大がかりで、到底私にはできそうもありませんが、この体験会はとても良い経験となりました。
郷土料理を知ることができたというのもひとつですが、それを教えてくださった地元のご年配の方々との交流もまた良い時間でした。

つとっこを楽しむのは、また来年となりましたが、今年も「あ、この季節が来たなぁ」と旬を感じさせていただいた日となりました。
(もっぱら筆者は、「戴いて食す」のが専門でございます・・・ ^^; )

 

記事:編集部移住女子

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